こんにちは!みゆきです。
今回は親知らずについて説明していきたいと思います。
「親しらずが生えているけど抜いた方がいいのかな?でも抜くのが怖いな」と、抜きたい気持ちはあるけれどあと一歩が踏み出せずに悩まれている方は多いと思います。
私は20歳前後から左右上下の4本の親知らずが生えてきました。
しかし10年経った今では4本全てを抜歯してもらいました。
親知らずの抜歯は生え方次第で抜歯へのリスクが高くなるので一概に抜いたほうがいいとは言えませんが、私は抜歯をしてよかったと感じています。
本記事の内容
- 親知らずとは?
- 親知らずが与える口の中への影響
- 抜かなくてもいい親知らずとは?
- 親知らずを抜くメリットとデメリット
- 体験談…親知らずを抜いてよかった!
- まとめ
親知らずとは?
親知らずとは、永久歯が生えそろってからの早い方では10代後半から生えてくる歯のことで、奥歯のさらに奥に生えるため、生えるためのスペースがなく、斜めに倒れたり横向きに生えてくる事が多くある歯です。
親に知られずに生えてくるという由来から「親知らず」と呼ばれていて、専門用語では「第三大臼歯」と呼ばれています。
親知らずは正常な生え方をしていれば問題ないですがそうでない場合には放置していると口の中の環境が悪くなってしまいます。
親知らずが与える口の中への影響
親知らずの周りの歯ぐきが腫れる
親知らずはまっすぐ正常に生えてくることが少ないため歯茎から歯の一部だけがでている期間が長く続く方が多いです。
一部だけ歯茎から出ている歯は歯ブラシが難しいため歯垢が溜まりやすく風邪をひいたり疲れた時などの体の抵抗力が落ちた時に、細菌が増殖し親知らずの周りの歯茎が腫れてしまいます。
歯茎が腫れる事により触ると痛みがあったり口が開きにくくなったりひどくなると頬全体が腫れるなどの症状がでます。
その状態を智歯周囲炎と呼びます。
軽い智歯周囲炎の場合は腫れている部分を綺麗にして抗菌薬を歯茎の中に入れてもらったり抗菌薬を何日間か飲んでもらいゆっくり休んで安静していることで改善していきますが、
症状が重くなると抗菌薬を飲むだけでは改善せず、点滴をしなければならなくなる場合もあります。
手前の歯との間に歯垢が残り虫歯ができる
親知らずの抜歯を勧める理由として、親知らずと手前の歯の間に歯垢が溜まり虫歯になってしまい手前の歯を守る為にも親知らずの抜歯を勧める場合もよくあります。
手前の歯の後ろ側が虫歯になると虫歯を削る器具が届きにくく治療がしにくい為大きく削らなければいけなくなります。
大きく歯を削って治療をすることにより元の自分の歯が少なくなり将来的に歯を失う可能性が高くなってしまいます。
親知らずが前の歯を押すことで歯並びが悪くなる
親知らずは歯並びにも関係してきます。
「昔は前歯の歯並びがよかったのに最近歯並びが悪くなってきた気がする」と思ったことはありませんか?
親知らずが生えるスペースがないにも関わらず生えてきてしまった場合、手前の歯を前に押し出してしまいます。
そうすることで奥歯、前歯の位置が変わり歯並びが悪くなってしまうのです。
歯列矯正前に親知らずの抜歯を勧めることも多く、せっかく何年も頑張ってきれいな歯並びに治してもらっても親知らずが原因でまた歯並びが悪くなってしまうこともあります。
抜かなくてもいい親知らずとは?
- まっすぐ生えていて虫歯になっていない
- まだ親知らずが骨の中に埋もれていて周りの歯茎や歯に影響がない場合
問題のないまっすぐ生えた親知らずの場合は、入れ歯や他の歯とのブリッジをする為に土台と使うこともできますし、今はあまりないかもしれませんが大臼歯を失った時の歯の移植にも使うことができます。
親知らずを抜くメリットとデメリット
まずは親知らずを抜いたことで得られるメリットとして
- 今まで親知らずの影響で腫れていた歯茎が腫れなくなる
- 歯並びが悪くなるのを防ぐことができる
- 歯磨きがしやすくなる
- 手前の歯を虫歯や歯周病から守る事ができる
そしてデメリットとしては
- 抜歯後に痛みや腫れが起こる
- 食べ物が親知らずを抜いた穴に入る
- 親知らずの手前の歯がしみることがある
- 抜いた後は抜いた穴の中を何回か洗浄しに行かなければいけない
体験談…親知らずを抜いてよかった!
私は2か月前に親知らずを抜きました。
抜いた理由としては親知らずがあることにより噛み合わせが悪くなっていて歯並びが悪くなってきていたからです。
最後に残った親知らずはまっすぐ生えていたので歯ぐきは切らずに15分ほどで抜いてもらうことができました。
抜いた後は麻酔が効いているのでしゃべりずらく食べずらかったです。
麻酔が切れた後に少し痛みがでてきたので処方された痛み止めを1錠飲み、シクシクとした痛みは2日間ほど続きましたが痛み止めを飲むほどではありませんでした。
次の日から抜いた手間の歯が浮いたような感じがありましたが3日ほどでその違和感も消えていきました。
抜いた後は歯磨きもしやすくなりよかったのですが、抜いて1か月ほどは抜いた穴の中にご飯粒が入り込みやすく、入ってしまうと自力ではとる事ができないので1週間に1回は先生に穴の中を洗浄してもらっていました。
穴は2か月くらい経つと気にならなくなっていきました。
私も麻酔や抜歯が苦手なので「このまま親知らずを残しておこうかな」と考えたこともありましたが、何度も親知らずを抜こうか考えることが嫌になった為思い切って抜歯を決意しました。
抜いた後は疲れたり痛みもありましたが、もうこれで親知らずのことで悩まなくていい!とすごくすっきりした気分になることができました。
まとめ
親知らずはまっすぐに生えて虫歯もなく他の歯への影響がない場合には抜く必要はないですが、生えるスペースが狭かったり生える向きが横向きになっているなど他の歯へ影響を与える場合は抜歯をした方がいいとされています。
親知らずは腫れている時には麻酔が効きにくくなるので抜けない場合が多く、女性の場合は妊娠中に歯茎が腫れても薬を飲むことができない場合があり、抜く事も難しくなります。
「こんなことになるなら早めに抜いておけばよかった」と言われる方も多いので、親知らずが生えてきたと感じたらどういう状態で生えてきているのかを歯医者さんで診てもらい、抜いたほうがいい親知らずの場合は早めに抜くことをおすすめします^^