こんにちは、みゆきです。
みなさんは1日が終わり寝る準備が出来て布団に入った時に「あ、歯磨きをするのを忘れていた!まぁ明日の朝にいつもより長めに磨けばいいか」と、そのまま歯磨きをせずに寝てしまったという覚えはありませんか?
「夜の歯磨きが大切」と言われている理由は、寝る前に口の中にいる虫歯菌や歯周病菌などの細菌の数を減らすという大切な役割があるからです。
就寝前に歯磨きをせずに寝ると虫歯や歯周病が進行しやすくなります。
今回はなぜ就寝前の歯磨きが大切なのかを説明していきます。
本記事の内容
- 夜寝る前の歯磨きが大切な理由
- 虫歯や歯周病の進行を防ぐ唾液の大切な働きとは?
- 睡眠時の口呼吸は虫歯菌や歯周病菌を活発にしてしまう!睡眠時の口呼吸による口の中の乾燥を防ぐ3つの方法
夜寝る前の歯磨きが大切な理由
子供の時に家族から「夜寝る前に歯磨きをしないと虫歯になるよ」と言われた記憶が残っている方も多いと思います。
元々口の中には300~700種類の細菌が生息していて綺麗に歯を磨く人の口の中にも1000~2000億個のたくさんの細菌が住んでいるのですが、歯磨きを丁寧にしない人の口の中には約1兆個にもおよぶ細菌が住んでいる事が明らかになっています。
そして睡眠時には食事をしたり、だれかと話をしたりすることがなくなるので唾液の分泌が少なくなり口の中にいる細菌が活発になることにより虫歯や歯周病が進行しやすい状態になるのです。
唾液の働きとは?
ではなぜ唾液の分泌が少なくなることが虫歯や歯周病の進行に関係するのでしょうか?
唾液は口の中が潤う事で会話がしやすくなるだけではなく私たちが健康な生活を送るためにかかせない役割を果たしています。
唾液の役割として
- 自浄作用…口の中の細菌や食べかすを洗い流してくれる働き
- 中和作用…口の中を中性に保ち、酸性化で活動する細菌の働きを弱める働き
- 抗菌作用…口の中の細菌の増殖を抑える働き
- 再石灰化…溶けかかった歯の表面を修復し虫歯の進行を防ぐ働き
これらの4つの大切な働きがあります。
そして睡眠時にはこの4つの働きが活動しなくなります。
その為、口の中にいる虫歯や歯周病菌が増殖し活性化してしまうのです。
そしてさらに気をつけていただきたいのが、睡眠時の口呼吸です。
朝起きると口の中がカラカラで喉が痛い、起きるとよだれがでているという事はありませんか?
口呼吸を睡眠時にしてしまっていると唾液の減少に口の中の乾燥がプラスされ、さらに虫歯や歯周病などを進行させてしまうリスクが高くなってしまいます。
睡眠時の口呼吸による口の中の乾燥を防ぐ3つの方法
睡眠時の口呼吸による口の中の乾燥を防ぐためには
- 口呼吸防止用テープを使用する
- マスクを着用する
- 口の周りの筋肉を鍛える
この3つの方法があります。
まず口呼吸防止用テープは鼻や口に専用のテープを貼ることにより物理的に睡眠時に口を開かなくさせる方法です。
2つめのマスクを着用する方法もマスクをすることにより口の周りの湿度が高くなり、鼻や口、喉の乾燥を防ぐことが出来ます。
3つめの口の周りの筋肉を鍛える理由として、口呼吸の方は口の周りの筋肉に力が入っておらず開きっぱなしのため、唇などの筋肉が弱い方が多いです。
なので口の周りに筋肉をつけることにより口を閉じることができ、鼻呼吸ができやすくなります。
「寝ている時に口をあいているかもしれない」と思う方は3つの方法を試してみて自分に合う方法を見つけてみてください。
まとめ
元々口の中には何千億個の細菌が住んでいて睡眠時には唾液の分泌量が少なくなり虫歯菌や歯周病菌などの細菌の活動が活発になります。
口の中の細菌の数が多ければ多いほど虫歯や歯周病の進行する力は強くなります。
夜寝る前に「歯磨きがめんどくさいな、もう明日でいいか」と感じる事は誰でも経験があることだと思います。
しかし歯を磨かずに寝てしまうと細菌の増殖により次の日の朝起きた時に口の中がネバネバしたり口の中が臭いと感じ、いい気分にはならないはずです。
お風呂で1日の汚れを落とすのと同じで明日を気持ち良く迎える為にも夜寝る前の歯磨きは大切ですね^^