こんにちは、みゆきです。
今回は歯医者さんでの治療でも治療が終わるままでに回数がかかる歯の根っこの治療について説明していきたいと思います。
歯の治療は自分では何をしてもらっているかわからないので不安ですよね。
そして歯の根っこの治療は1回の治療時間が長くなることが多く、先に進むまでに回数もかかります。
しかし治療の時間が長くなったり回数がかかる理由としては歯の根っこの中をきちんと綺麗にしないと何年後かにまた根っこの治療をしないといけなくなるからという患者さんの事を思っての回数なのです。
根っこの治療は回数がかかる為、途中で来院をやめてしまう方もたくさんいます。
しかし根っこの治療を途中の状態で何年も放っておくと虫歯が広がり歯を残す事が難しくなり、その歯を抜かなければいけなくなる場合もあります。
本記事の内容
- 歯の根っこの治療とは?
- 歯の根っこの治療の流れ
- 歯の根っこの治療を途中でやめないでほしい理由
歯の根っこの治療とは?
歯の根っこの治療とは、歯には神経が通っていてその神経が通っている管(根管)の中を綺麗にする治療です。
根管の数や形は歯によって違います。
前歯には根管は1本しかありませんが奥歯になると2本3本と増え、根管が4本ある場合もあり、根管の形もその歯によって違うので根管がとても狭くなっている場合や根管が曲がっている場合もあります。
その根管内で神経や感染して悪くなった部分を取り除き、歯の根を洗浄・消毒し、最後に薬剤を詰める治療が歯の根っこの治療(根管治療)です。
歯の根っこの治療が必要となる場合
そして歯の根っこの治療が必要となる場合は
- 虫歯が神経まで到達してしまった場合
- 虫歯が神経までは到達しなかったが治療後にズキズキと痛みがでてきた場合
- 何かのきっかけで神経が死んでしまった場合(歯をぶつけた、など)
- 昔歯の根っこを治療してもらった歯の根っこに膿がたまっている場合
これらの場合は歯の根っこの治療が必要となります。
歯の根っこの治療をせずに放っておくと細菌が骨の中に広がり周りの骨も悪くしてしまったり残せたはずの歯が残せなくなってしまったりしてしまいます。
歯の根っこの治療(根管治療)の流れ
根管治療が必要となった場合、まずは虫歯になっているところを削っていきます。
そして歯の神経の入り口を見つけ器具が入りやすいように入口の形を整えます。
次にファイルという器具を使い根管内をきれいにしていきます。
そして根管内に細菌を残さないように消毒をしていきます。
この消毒に回数がかかります。
2回の消毒で根管内の細菌がいなくなる場合もあれば3回4回と消毒をしないときれいにならない場合もあります。
根管内に細菌がいなくなったら薬をつめて根管治療は終わりです。
根管治療が終了した後は白い詰め物をつめてもらったり大きく削った場合だと土台をたててかぶせ物をかぶせてその歯の治療が終了します。
根っこの治療を途中でやめてしまうのは絶対にだめ!
先ほどの治療の流れを説明しましたが、その中で根っこの中の消毒は消毒のために何回か回数がかかるため「痛みも引いたしもう行かなくてもいいか」と思いやすい状態だと思います。
しかしこの状態でやめてしまうと根管内に虫歯菌が入り込み根管内で虫歯が急激に広がりやすくなるのです。
さらに神経をとってある状態なので悪くなっていても気付くことができません!
そしてそのままの状態で何か月、何年と放っておくと体調が悪くなって身体の免疫力が落ちた時に痛みが出たり腫れたりする症状がでてしまいます…
まとめ
歯の根っこの治療のには回数と時間がかかります。
しかし細菌が根管内にいる状態で根っこの治療を終了してしまうとまた何年後かに根っこの状態が悪くなり、そうなるとまたかぶせ物をはずして根っこの治療しなければいけなくなります。
そうすると再度歯を削らなくてはいけないので将来歯を失う可能性が高くなってしまします。
その再発を防ぐ為にも根管内がきれいになるように何度も消毒を繰り返しているのです。
根っこの治療はその歯の将来を左右する、とても難しい治療です。
歯医者に行く時間を作ったり長時間口をあいているのが大変という気持ちもわかりますが、担当の先生もこの歯を良くしたいという気持ちで治療をしています。
その気持ちを理解してもらえると先生も私の歯のために頑張ってくれているのだから、私も頑張って通おうと思えるのではないでしょうか^^