こんにちは、みゆきです。
今ままでは甘いものを食べていても何ともなかったのに、ある日突然ズキッと痛むようになった。
あるいは前からたまに痛いときはあったけどしばらくしたら気にならなくなっていのに最近は食事をするとほぼ毎回痛みがある。
この2つに当てはまる事はないですか?
その痛みの原因は知覚過敏という事も考えられますが、虫歯である事が多いです。
今回はその痛みの原因の虫歯に説明していきます。
本記事の内容
- 虫歯には5段階ある
- 虫歯の進行速度は人によって違う
- 進行してしまった虫歯は削らないと治らない
- まとめ
虫歯とは?虫歯には5段階ある
まず虫歯のメカニズムとしては、砂糖が口の中に入ると歯の表面についている歯垢の中の細菌が砂糖を食べて酸を出して歯の表面を溶かします。
これが虫歯の始まりです。
特にチョコレートなどの甘い食べ物は砂糖が多く含まれて虫歯菌の大好物です。
虫歯にはC0、C1、C2、C3、C4と5つの段階があります。
まずはC0、C1の歯の表面にあるエナメル質に到着する初期の虫歯です。
この場合は痛みを感じる事はほぼありません。
C0やC1は削らずにフッ素と塗って定期的にクリーニングを行う事で進行を防ぐことができます。
そのままフッ素やクリーニングを行わずに虫歯が大きくなる環境を続けていくと、次はそれよりも深い象牙質に虫歯が到達するC2になっていきます。
甘い物を食べると痛みがある、という場合は歯の表面のエナメル質が溶け砂糖と唾液が合わさった砂糖水が神経に刺激をあたえている可能性が考えられるのでC2くらいまで進行している可能性があります。
痛みを感じながらもそのままにしていると虫歯が神経に近づくにつれズキズキする痛みが強くなっていきます。
そして次が虫歯が神経まで到達してしまうC3です。
C3になると神経が死んでしまうので痛みは感じなくなりますが、そのままにしておくと神経が腐ってきてしまいます。
神経が死んでしまうと神経をとる治療がプラスされるので、ここまできてしまうと治療の回数がかなり増えます。
そして最終的に歯の全体に虫歯が広がってしまい歯の保存が不可能な状態になり、歯を抜かなければいけなくなる事が多いのがC4です。
虫歯はこれらのC0~C4に分けられます。
C0やC1の状態で発見できた場合とC4の状態で発見できた場合では治療内容が大きく変わります。
虫歯の進行速度は人に寄って違う
虫歯の進行速度は歯や唾液の質、食習慣などで人によって全く違います。
歯が柔らかく虫歯の進行が速い方もいれば、虫歯にはなっているけど小さいまま何年も進行せずにそのままの状態の方もいます。
間食が多い方や夜寝る前に歯を磨かないなども虫歯の進行を速めてしまう原因になります。
さらに乳歯や生えたばかりの永久歯も虫歯になりやすいので12歳までのお子さんには仕上げ磨きをしてもらう事を勧めています。
その理由は自分ではしっかり磨けない事と乳歯から永久歯に生え変わりの時期で虫歯になりやすい時期なのでしっかり磨いてもらいたいという気持ちがあるからです。
仕上げ磨きをしてあげることによって虫歯などに早く気がつく事もできます。
年齢が上がってくると歯周病ではなくとても全体の歯茎が下がり始め、歯の根っこの部分がでできてしまいます。
歯の根っこの部分も酸への抵抗力が低いため虫歯になりやすいです。
進行してしまった虫歯は歯を削らないと治せない
C0やC1までの虫歯の場合はきちんと歯ブラシをして歯垢を落としフッ素を塗布しながら経過観察になる事もあります。
そして象牙質までの虫歯であっても1度か2度の通院で終わる事ができたりしますが、神経まで虫歯が到達してしまうと神経をとる処置になるので通院回数がすごく増えてしまいます。
歯に穴が開く虫歯になると歯を削る方法しかなくなってしまいます。
歯を削って治してもらえばいいじゃないか、と思うかもしれませんが一度治療をしてもらった歯は80%くらいの確実で何十年後かにもう一度虫歯になると言われています。
以前虫歯で治療した所と同じ所が虫歯になると前の治療より歯を削らなくてはいけません。
虫歯になり歯を削る事を同じ歯で何度も繰り返してしまうと最後には歯を残す事が難しくなってしまいます。
まとめ
歯に穴が開いた虫歯は自然治癒で治るものではありません。まだあまり痛くないし大丈夫だろう、と放っておくとどんどん進行していきます。虫歯が大きくなればなるほど治療時間や治療費、治療回数が増えて行きます。
自分の歯は自分でしか管理できません。
今はあるのが当たり前の歯ですが、あの時もっと早く歯医者に行っていればよかったと思わなくていいように違和感を感じたら早めに歯医者に行き歯科医師か歯科衛生士に相談されることをおすすめします^^